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WCC(Wound Closure Contest)を開催しました


開会挨拶
 6月24日(金)、小串キャンパス霜仁会館3階多目的室において、山口大学医学部附属病院 器官病態外科学、消化器・腫瘍外科学が主催となり、 第1回 WCC(Wound Closure Contest )を開催しました。(後援:医療人育成センター、ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社)
 WCCとは、外科の基本手技である創縫合閉鎖の上手さ、速さなどを基準に優勝者を決定するコンテストです。 初回となる本会には、山口県内の各臨床研修指定病院から厳しいトレーニングを積んだ選ばれし研修医20名が参加し、縫合技術を競い合いました。
 本プロジェクトは、創縫合閉鎖のトレーニング及びコンテストを行うことにより、研修医に手術手技の実際を経験してもらい、さらにはその充実感を実感してもらうとともに、 先輩外科医と交流を図り、研修修了後も県内で働く医師、ひいては外科医を目指してもらうことを目的としたものです。 また指導医にとっても、トレーニングを通じてその指導力を体系的に高めていく効果を期待して行われました。
 コンテスト1では、豚皮を使用した真皮埋没縫合、コンテスト2では腹壁筋膜モデルを使用した筋膜結節縫合を実施しました。 普段はスポンジを使って行う縫合トレーニングを、手術衣、手袋を着用し、豚皮を使用したより臨床に近い形で実践することにより、 本番の手術さながらの緊張感が張りつめたなかでのコンテストとなりました。
 学内外計10名の審査員から評価されながらの縫合ということもあり、「緊張で手が震え、上手く縫合できなかった。」などの声が聞かれました。
 その緊張感を打ち破り、見事優勝に輝いたのは、今年3月に山口大学医学部を卒業した元永貴大先生でした。元永先生は山口県出身で外科医志望ということです。 本院からは、2年目研修医の藤村大志先生と1年目研修医の道上真奈先生が参加し、藤村先生は3位に入賞しました。 参加された全ての研修医の先生方が、このコンテストを機にますます技術を磨いて、山口県、日本、世界で活躍する医師に成長していただけたらと思います。


コンテスト1:豚皮を使用した真皮埋没縫合

コンテスト2:腹壁筋膜モデルを使用した筋膜結節縫合


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