お知らせ
2018年
やまコミ～山口の医療の未来を考える会～を開催します
来年1月に山口県医師修学資金貸与者勉強会を開催します。この勉強会は「やまコミ」（「やまぐち」と「地域医療（community medicine）」からの造語）と呼んでいて、山口県の地域医療の実状把握や山口県医師修学資金貸与学生のキャリア形成などをテーマとして、山口県医師修学資金の貸与を受けた医学科１～４年生を対象に学生自身が主体的に企画運営しています。
昨年度までは、学生時に山口県医師修学資金の貸与を受けていた若手医師や地域医療に深く従事貢献してこられたベテラン医師に講演を依頼し、地域医療マインド醸成やワークライフバランスの実現などについて学習してきましたが、今年度はより学生主体の企画を検討し、シミュレーターを含む多様な医療機器を活用した臨床手技勉強会を計画しました。
勉強会は屋根瓦式教育を意識しており、3・4年生が医療人育成センター専任医師から事前に4つの臨床手技を学んでおき、勉強会当日は1・2年生に教えるという、まさに学生主体の企画に相応しいものになりました。
11月に3・4年生の事前実習を行いましたが、自分自身が学習した内容を1月の勉強会で上手に1・2年生に教えることができるのかどうか、学生の皆さんも期待と不安が混在しているようです。手作り感満載の企画、思い通りに伝えられるのでしょうか？勉強会の当日が楽しみです。
*やまコミとは「やまぐち」と「Community Medicine(地域医療)」からの造語で学生が命名しました。
 外科的糸結び |
 脳脊髄検査 |
 気管挿管 |
「第1回夏休み地域医療見学実習inやまぐち」を開催しました
医学科1年生は吉田キャンパスでの教養教育が中心となるため、早期段階から山口県の地域医療に触れ、医学・医療への関心、意欲を高めてもらうために9月19日（水）に「夏休み地域医療見学実習inやまぐち」を実施しました。当日は「山口県知事との面談」と「地域医療機関（萩市民病院と萩市休日急患診療センター）の見学実習」を実施し、山口県医師修学資金貸与の1年生14名に加え、医学部長や医療人育成センター長ら22名が参加しました。
山口県庁での村岡嗣政知事との面談では、地域医療への従事を決意表明した学生のうち、西村遼河さんからは「小児科医を目指しており、保育園などの施設と連携して女性が育児・出産しやすい環境を整えていきたい」との抱負が語られ、野村萌香さんからは「病気を治療するだけでなく、健康で明るい生活が送れる環境づくりにも積極的に関わりたい」と総合診療医としての目標が語られました。知事からは「志を高く持って県の地域医療に貢献してもらえるようしっかり勉強して欲しい」と激励いただきました。学生一同医学生としての自覚と山口県の医療に貢献する一翼を担うことを再認識し、身が引き締まる思いになったようです。
知事との面談後には萩市民病院と萩市休日急患診療センターを見学しました。ご多忙にも関わらず、米澤文雄院長をはじめスタッフの皆様に講義をいただき、地域医療の現状について学習しました。その後学生から患者役を立て実際に医療機器を活用して実習させていただきました。不慣れな1年生にも真摯に耳を傾け丁寧にご指導くださいました。学生からは、検査技師の方の「機械操作や画像診断は医師にも負けない」との言葉に感動し、責任ある立場として接していかなければいけないという強い使命感と患者さんの気持ちを第一に考え接するのがいかに大切かと実感できたと感想にありました。
学生達から寄せられた非常にポジティブな感想に当イベントは成功裏に終えることができたと実感しています。モチベーション向上の支えになるよう来年度以降も継続していく予定です。
 県知事激励会 |
 萩市民病院見学 |
 萩市民病院見学 |
山口県医師修学資金貸与学生キックオフセミナーを開催しました
平成30年5月8日（火）に山口大学医学部第2講義室において山口県医師修学資金貸与学生対象のキックオフセミナーを開催しました。
セミナーは、貸与を受けた医学科1年生から4年生を主な対象とし開催したもので山口県の地域医療への貢献が期待される学生の皆さんに、地域医療への理解促進とマインド醸成を図り、資金の意義や重要性を改めて認識してもらい、地域医療の一層の充実につなげようと開催するものです。
セミナーでは、山口県医療政策課の担当者から制度に関する説明があった後、医療人育成センターの専任教員から貸与の学生や研修医の支援に関する案内がありました。また、周南市で開催予定の地域医療セミナーの募集案内や一昨年度から開始した学生主体勉強会「やまコミ～山口の医療の未来を考える会～」*についても紹介がありました。
当日は地域医療に関する様々な内容に触れることができ、参加者にとって非常に充実した時間となったと思われます。地域医療支援部門では、今後も学生や研修医の皆さんの支援に努めるとともに、山口県の地域医療の充実を図っていきますので、ご協力よろしくお願いします。
*やまコミとは「やまぐち」と「Community Medicine(地域医療)」からの造語で学生が命名しました。
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