お知らせ
2018年
「第10回 医療人キャリア支援室 キャリアアップセミナー」を開催しました。
去る2月2日、山口大学医学部キャンパス内の霜仁会館において、第10回キャリア・アップ・セミナーを開催しました。
講師は、岩田喜美枝さん、タイトルは「女性活躍推進と働き方改革 -医療現場へのヒントー 」でした。
岩田さんは、東京大学卒業後労働省に入省され、女性労働問題や国際労働問題を担当、厚生労働省雇用均等・児童家庭局長を歴任された後、資生堂やキリン・ホールディングの取締役、さらには21世紀職業財団の会長を2018年6月まで勤められた方です。
ご講演は、女性の活躍推進の基本方針は、仕事の継続とキャリア・アップという2つの視点で進めるべきであるということから始まりました。
仕事と子育ての両立はなんとかできても、昇進・昇格への道から離れ、負担の少ない仕事ばかりに甘んじる、いわゆる“マミートラック”に陥らないよう、
キャリア・アップへの道を女性にも開くことが重要であり、そのための意識改革が、管理職にも女性自身にも求められることをご自身の経験を交えて話されました。
意識改革の内容を具体的にまとめてくださったのでご紹介します。 まず管理職側の意識改革は、育成は男女差別をしない、活躍を期待していることを本人に伝え、鍛える、性別役割分担意識を払拭する、 女性側の意識改革としては、自信をもって新しい仕事にチャレンジする、時間当たり生産性の高い働き方をする、ここぞという時は育児等を言い訳にしない、 年齢に関係なく成長できることを信じる、次世代女性たちの力になる、ということでした。
ご自身が職業人として管理職までキャリア・アップを成し遂げられ、同時に子育てや介護なども経験された家庭人としての役割も果たしてこられた方ならではの、 職位、男女にかかわらず、参加者全員への温かい励ましにあふれたご講演でした。
「第9回 医療人キャリア支援室 キャリアアップセミナー」を開催しました。
11月29日(木)17:30より、秋田大学総合地域医療推進学講座准教授、蓮沼直子先生をお招きして
「秋田大学における医療人育成の取り組み~卒前キャリア教育からイクボスまで~」というタイトルでご講演いただきました。
秋田大学の学年進行型の医学生キャリア教育プログラムは、医学部学生のキャリアへの関心を高め、同時に男女共同参画についての理念を育成するものとして早くから全国的に注目を集めてきました。
蓮沼先生は、秋田大学卒業後、皮膚科に入局されましたが、ご主人に帯同して米国留学を経験され、約10年前から秋田大学医学部総合地域医療推進学講座に所属されています。
ご講演では、ご自身の結婚・出産、一時離職、復職等、ご自身の経験を通じて医師のキャリア教育の重要性を実感されるようになった経緯や、 秋田大学で実施されている卒前キャリ教育を具体的に紹介いただき、さらには、人材育成には欠かせない組織改革、望まれる上司(イクボス)像について、熱のこもったお話が続きました。 山口大学でも既に多くの取り組みがなされていますが、今回のご講演は、今後の私たちの活動をさらに実効性のあるものにするために、示唆に富んだ内容でした。
「ワーク・ライフ・バランス支援制度リーフレット」のご案内
ダイバーシティ推進室にて、介護、妊娠、子育て等のライフステージに合わせた働き方の実現に役立つ学内の各種支援制度をまとめたリーフレットを作成しています。
制度についての詳細はリーフレットをご覧ください。
ダイバーシティ推進室 ワーク・ライフ・バランス支援制度リーフレット
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【参考】平成29年度ワーク・ライフ・バランス支援制度リーフレットの目次
- 目次
- 妊娠・出産~子育て期の諸制度
- (1)結婚
- (2)妊娠
-職務従事免除制度-
-休暇制度-
-就業制限- - (3)出産
-休暇制度- - (4)育児
-休業・休暇制度-
-就業制限-
-育児休業について-
-子育てに関する特別休暇・特別有給休暇制度- - (5)介護
-休暇制度-
-就業制限- - (6)その他
-その他の休暇制度-
第2回 小串キャンパス「女性医師・研究者・職員ネットワーク代表者会議」を開催しました。
平成30年7月31日(火)、17:00より1時間、第2回 小串キャンパス女性医師・研究者・職員ネットワーク代表者会議を開催いたしました。
主催者側からは、松山医療人育成センター長、黒川副センター長に加え、今年度4月に就任された高瀬 泉男女共同参画支援部門長(法医学講座准教授)、星出まどか副部門長(小児科学講座助教)及び藤井聡美副部門長(副看護部長)、松田女性医師キャリアコーディネーターが出席、代表者14名、事務担当者を含め総勢18名でした。
松山センター長、男女共同参画支援部門長、副部門長の挨拶から始まり、出席された代表者の自己紹介、各科の現況報告が続きました。第1回に続いて出席してくださった代表者も多く、新任の部門長・副部門長を中心に、働く現場の生の意見が活発に出されましたが、1時間では時間が足りず、さらに掘り下げた話し合いの場をもつ必要が感じられました。
山口大学医学部及び附属病院がそこで働く人たちにとって、より魅力ある職場となり、より良い医療が提供できるよう、今年度も、キャリア・アップ・セミナーやホームページ、ニューズレターへの新しい情報掲載などを予定しています。各科の方々に役立つ情報が洩れることなく届きますように、また、現場の皆さんの御要望や御提案が男女共同参画支援部門に届きますように、ご都合が合わず欠席された代表者の方々にも力を貸していただけますと幸いです。
小串キャンパスの皆様には、今年度の各部署の代表者を別表に示しますので、ご意見・ご要望がありましたら身近におられる代表者にお伝えくださるか、メールで直接お送りいただきますようお願いいたします。
小串地区女性医師・研究者・職員ネットワーク代表者
基礎系講座 | 分子細胞生理学 岸 博子 | 臨床系講座 | 消化器内科学 仁志麻衣子 |
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神経生理学 石川淳子 | 器官病態内科学 小室あゆみ | ||
病理形態学 崔 丹 | 病態制御内科学 宮崎睦子 | ||
分子病理学 近藤智子 | 神経内科学 大石真莉子 | ||
法医学 髙瀬 泉 | 呼吸器・感染症内科学 浅見麻紀 | ||
免疫学 佐古田幸美 | 高次脳機能病態学 樋口尚子 | ||
保健学科 | 保健学科(看護) 河村敦子 | 小児科学 星出まどか | |
保健学科(検査) 山本美佐 | 器官病態外科学 中村玉美 | ||
附属病院 | 看護部 藤井聡美 | 消化器・腫瘍外科学 前田訓子 | |
薬剤部 吉本久子 | 皮膚科学 沖田朋子 | ||
検査部 中野かおり | 泌尿器科学 栗林智枝子 | ||
放射線部 梅田悦子 | 耳鼻咽喉科学 津田潤子 | ||
医療人キャリア支援室 松田昌子 | 放射線医学 松隈美和 | ||
放射線腫瘍学 梶間未葵 | |||
産科婦人科学 三原由実子 | |||
麻酔・蘇生学 森 亜希 | |||
歯科口腔外科学 白石麻美 | |||
救急・総合診療医学 藤井菜緒 | |||
総合診療部 黒川典枝 |
日本小児科学会山口地方会開催時の「臨時託児所設置」に協力しました。
平成30年7月1日(日)9時~18時まで、宇部興産ビル内会議室にて、「臨時託児所設置」に協力しました。
「日本小児科学会山口地方会」への参加者を保護者とするお子様8人(生後9か月~6歳)が利用されました。
託児所を利用していただくことにより安心して学会参加をしていただくことができました。ご利用ありがとうございました。